ベネッセ教育総合研究所 進研ニュース
2002.11
特集 「学力」を考えるシリーズ 4
評価方法の変化で、これからの高校入試はどうなるのか

評価方法とこれからの高校入試

-座談会/今、中学・高校の現場から言いたいこと-

出席者 菅 明男先生(東京都江東区立深川第三中学校教諭・進路指導主任・国語担当)
横手勝巳先生(群馬県小野上村立小野上中学校教諭・教務主任・理科担当)
遠藤隆二先生(東京都立飛鳥高等学校校長)
町田 仁先生(群馬県立桐生女子高等学校教諭・学年主任・国語担当)
市川伸一先生(東京大学教育学研究科教授・中央教育審議会臨時委員)
司 会 島内行夫(ベネッセ教育総研主席研究員)

 今年度から学習の評価に絶対評価が採用されるようになりましたが、それによって、高校入試の調査書も大きく変わりそうです。同時に、これまであまり差がなかった高校入試の方法が、都道府県によって、学校によって、大きな違いが出始めています。
 こうした動きに、中学校としてはどのように対応すればいいのでしょう。中学校と高等学校の現場の先生、さらには中教審の委員である市川先生に加わっていただき、新しい評価と高校入試を巡る状況について、率直に話し合っていただきました。

(編集室)


菅 明男先生

三年生の担任は慎重になり、「限りなく相対評価に近い絶対評価」になっています
横手勝巳先生

高校側は、調査書には表れていない、高校生活への意欲をもつかんで選抜してほしい
遠藤隆二先生

最終的には、高校版AO入試を実施して、意欲のある生徒を自信を持って受け入れたい
町田 仁先生

特色ある入試として取り入れたいのは小論文ですが、そのためには時間と労力が必要です
市川伸一先生

普段の評価と入試を混同していると、どうしてもゆがみが…。やはり2つは分けたほうがいい

新しい評価は時間がかかるが、意識して授業に臨むようになった

島内 中学校の先生方は評価方法が変わってから初めての通知表を経験なさったと思いますが、その感想から聞かせてください。

横手 評価に時間がかかるようになったことが、これまでといちばん違う点ですね。一つの授業ですべての観点をみるわけにはいかないので、授業ごとに観点を決めて生徒を観察し、テストの結果と併せて評価しました。テストも、「知識・理解をみる問題」「科学的思考をみる問題」というように観点ごとに頻繁に実施しました。この方法は、教科によっても先生によっても違うので、共通理解を図るために、何度も校内研修をしました。
 確かに大変ではあったのですが、絶対評価は一つひとつの授業を大切にしていかないとできませんから、授業そのものを今まで以上に意識してするようになりました。評価の問題にしても、「これで本当に科学的思考力が測れるのか、これは知識・理解を問う問題ではないか」と悩んだり、議論したりする機会が増えました。また、これまではテストの点数で先に評定を決めてしまい、観点別評価はあとでつけていくという方法をとっていましたが、今年度からはそれぞれの観点を総括して評定をつけるという、本来の方法に立ち戻れ、収穫がありました。

 私は昨年度まで教務主任をしており、新課程のカリキュラムづくりで手いっぱいで、評価のことまでは手が回らないまま今年度を迎えました。文部科学省や都教委の方針も、今年になってやっと出ましたので、それから動き出したのですが、準備不足の感は否めません。四月には保護者説明会をし、七月には通知表を出さねばなりませんでした。本来、もっと時間をかけて準備すべきなのに、見切り発車をしなくてはならなかった中学校が多いと思います。
 そんな状況のなかでも、先生方は夜遅くまで残ってノートや提出物を点検したりして、評価の材料を準備していました。しかし、それを実際の評価に結びつけるとなると試行錯誤で、私自身も、ある観点に関しては材料が十分ではなくて、これでいいのかと悩みました。

学校差のうえに先生の差が…。高校でも対策が必要

島内 中学校の先生方の今のお話を聞いて、高校の先生方はどのように感じられますか。

遠藤 同じ教科や単元でも、それぞれの中学校で指導の仕方が違うので、どこに規準をおくかで、評価には学校差が出てくるだろうと思いました。さらに、同じ学校のなかでも、先生によって差が出てくるのではないかとも感じました。
 そのように評価されたものが高校入試の調査書として反映されるわけですから、高校側はなんらかの対策を練らなければならないだろうし、行政側も当然、対策を講じると思います。例えば高校としては、入学時にテストをして、その結果と調査書との相関をみることになるでしょう。行政側の対策としては、それぞれの評定を何人につけたか一覧表を出させ、自己規制を求めるのではないかと思います。

 そのことですが、すでに区の教育委員会から、評定をつけた割合を示すようにとの指示がありました。そのような「縛り」があるので、特に三年生の担任は慎重になっていて、どこの学校でも、「限りなく相対評価に近い絶対評価」になっているのではないでしょうか。

町田 中学校間の格差は、一年、二年と追跡していくうちに、おおよそわかってきます。しかし、調査書に「先生の格差」というややこしい要素が入ってくれば、扱いづらくなりますし、そのうえに「限りなく相対評価に近い絶対評価」でつけられるとなれば、もっと複雑になる。
 そのあたりをどのように扱えばいいかを県の教育委員会に問い合わせていますが、「各学校に任せる」という返答です。これまで高校で蓄積したデータが役に立たなくなるわけですから、入学時の成績と入学後の伸びの関係をこれから新しいかたちで追跡していかなくてはなりません。高校側でも相当の準備をしなければなりませんが、新一年生を迎えるまでにはあまり時間がありません。準備不足という点では、高校側も同じです。

市川 相対評価と絶対評価は一長一短です。同じ絶対評価でも「知識・理解」に限れば、先生方はそんなに困らないはずです。ところが、「意欲・関心・態度」などは、評価する人によって違う規準を持ってきたりするので、ぶれてしまうのです。そのような観点は評価から外せばいいのではないかと思うかもしれませんが、新学力観の大事な要素で外せない。導入当時の小学校の先生も大いに悩まれました。新しい評価法は子どもたちを多面的に見ていこうという点ではよいのですが、多面的になった分だけ、学校による違い、先生による違いが発生しているんですね。

中学校の評価は、二つの役割を担っている

市川 ところで高校の先生は、生徒の評価をするときに「相対評価か絶対評価か」で悩まれたことはあまりないのではないかと思います。それは、大学入試の判定材料として、高校からの調査書はほとんど重要視されないからでしょう。だから高校では、生徒の学習改善に役立つ情報をそのまま評価として出せばよいし、各評定の割合を他校とそろえる必要もないわけです。ところが中学校の先生は、生徒の学習改善に役立つ情報を評価として出す一方で、それが高校の選抜の資料にも使われる。両方を気遣わなくてはならないので、つらいのだと思いますね。

遠藤 よいところを伸ばし、遅れているところを改善するための評価としては、絶対評価がふさわしいと思いますね。しかし、それを入学選抜にも使おうとしたとき、今のままでは、混乱が起きるのは当然だと思います。
 今後は、高校と中学校の関係も、大学と高校の関係のようになるのではないかと予想します。つまり、アメリカのSAT(注1)、日本の大学入試センター試験のように、全国規模で学習の到達度をみる試験を実施し、他方では、教科の成績以外の多様なものをみる試験を各学校で実施していくという流れになるのではないかと思います。

島内 今の大学入試の主流は、一回勝負のペーパーテストですが、高校入試でもそちらが重視されるということですか。

遠藤 例えば、東京都の学力試験と調査書の比率は、学力試験の比率がいちばん高いところで七対三です。多くの校長は、もっと学力試験の比率を高めたいと思っています。しかし現実には、学力試験の比率が高くなるのは一部の進学校で、そうでないところは、テーマを与えて小論文や作文を書かせるなど、違う選抜の方法を考えていくことになると思います。

島内 東京都の私立高校の推薦入試に統一テストを取り入れる動きもありますが、公立高校でも使えるとしたら、どのようなものになるでしょうか。

市川 もともと、絶対評価というものは学習改善の情報としてはふさわしいけれど、選抜の材料に使うときには不公平感が生じるデメリットがあります。要は、その折り合いをどうつけるかということだと思います。
 まず、遠藤先生もおっしゃったように、県単位、全国レベルでたくさんの生徒が受けられる信頼性の高い共通テストを用意して、それを一つの選抜資料にするという考え方があります。ただしそれは、資格試験的なものであってほしいのです。例えば「英語検定」のように、頑張ればだれもが級をとれるようなものです。そのような資料が使われるようになれば、選抜の信頼性も高まり、生徒も何をどう頑張ればいいか、目標がハッキリしてきます。

 同じ5の評定をつけても、内容が一人ひとり違うので、つける側ももどかしい思いをしていました。だから、何かきちんとした規準があったほうがいいと私も思います。
 学校側でそうしたものを用意できなければ、子どもたちは塾のテストを受けて、「これくらいできれば○高が受かる」と判断して受験していくようになると思いますね。

多様な入試情報を把握するのに手いっぱい

島内 すでに高校入試の話に入っていますが、今の段階でいちばん気がかりなのはどんなことですか。

 心配なのは、私立高校の推薦入試の動きです。これまでは、例えば、調査書がオール4なら推薦を受け付けるという基準の高校は、あとは形式的に面接をして、ほぼ全員が合格になりました。今年度からオール4の生徒が増えるはずです。そうなると、私立でもこれまでと違う要素を加えて選考しなければならないはずですが、その辺りの情報はまだ入ってきません。
 それから、私立に限らず、高校入試の方法が多様になります。大学入試の場合は、生徒自身がある程度情報を集めて選べますが、中学生にそれを望むのはとても難しいです。かといって教師がすべての情報を集め、一人ひとりの生徒に選択のサポートをしなければならないとなると、とても現状では手が足りません。

横手 絶対評価を採用すると、調査書の評価が甘くなっていくのは目に見えています。群馬県で評定一覧表による成績の配分を示すことをやめたとき、ある中学校では調査書の評価を甘くつけ、その結果、進学校に生徒をどっと合格させました。「つけたもの勝ち」という状況になってしまうと、とんでもないことになります。
 高校側は調査書をそのまま受け取るのではなく、「入学後、何をしたいと考えているか」を中心にみていくような選抜方法をとってほしいと思います。また、「総合的な学習の時間」や選択学習のなかで育まれた力などをみる試験もしてほしいと思います。例えば、テーマを与えて小論文をじっくり書かせるとか、工業高校なら実際に「ものづくり」をさせるとか、高校ですることを契約させて入らせるとか…。

遠藤 東京都では、そのあたりはすでに進んでいます。パフォーマンスを取り入れている学校もあるし、私の学校では英語による問答や作文を取り入れるなどして、調査書に表れないものをつかもうと努力をしています。実技試験をしているところもあるし、これからはもっとそういう種類が増えるはずです。
 それから、市川先生がおっしゃるように、英検合格者は加点をすることを考えていますし、最終的には、AO入試(注2)の高校版を実施して、生徒をじっくり見て自信を持って受け入れたい。AO入試の実施については、予算・人的措置を含めて検討するよう、校長会としてすでに都教委に提案しているところです。

島内 高校版AO入試を実施すると、「青田買い」のようなことは起こりませんか。

遠藤 その懸念はありますが、協定をつくるなど、必要な措置は講じればよいと思います。とにかく何か手を打たなければ、一部の進学校を除いては、意欲のある生徒は集まりません。今日の厳しい状況のなか、意欲のある生徒をなるべくたくさん入れて、付加価値をつけて卒業させていくことが、高校が生き残る道だと思います。

町田 私の勤務校は女子校ですが、今の時代、女子校が生き残っていくのは大変厳しいです。だから、絶対評価が導入されるのを機に入試の方法も変えるべきだという議論がありました。生徒の意欲をみるのにいちばん取り入れたいのは、小論文ですが、そうなると、問題づくりから生徒を選び出すまでに、かなりの時間と労力が必要です。しかし、試験を実施してから発表までの時間が短いし、教師はその間にも授業をしなければなりません。そうした制約のもとでは特色ある入試ができないので、もう少し時間をかけて準備し、三~五年後に、AO入試、パフォーマンス入試などを行うほうがよいのではないかという結論に落ち着きました。

入試にエネルギーを使うか、入学後の教育に力を入れるか

市川 町田先生がおっしゃることは大学でも悩んでいて、大学入試でも、二つの違う方向性があるのです。
 一つは、厳密に測れることは測って、なるべくいい学生を入学させようという方向です。この方向を推し進めると、例えば「総合的な学習の時間」で得られた力も測ろうということになり、「総合試験」のようなものを開発して、できるだけ丁寧に試験をしていく方向になります。しかしこの方法には、ものすごいエネルギーを必要とします。
 そうすると、逆の方向性が出てきます。つまり、入試では厳密な選抜はできないから、入試に膨大なエネルギーをかけるよりも、大学教育にエネルギーをかけようとする方向性です。
 遠藤先生は入試に時間と手間をかけるとおっしゃる一方で、入学した生徒にどれだけ付加価値をつけて送り出すかが高校教育の役割だとおっしゃいました。そのように両立できるのが理想ですが、大変難しい。そうなったとき、入試のほうはむしろ少し労力を削ってもいいのではないでしょうか。例えば、大学院入試の英語の問題は独自に作らずに、TOEFL(注3)で代替しているところもあります。

町田 そういう考えも理解はできますが、私は長年進学校にいましたので、大学が生徒に何を求めているかを考えてきました。いちばん欲しいのは、問題解決能力を持った生徒ではないでしょうか。進学校の役割は、やる気のある子どもを預かり、その子たちにモチベーションを与え続け、問題解決能力をつけることだと思います。そうすると、高校入試では、関心・意欲・態度を測る方法、選抜の材料にする方法を探していかねばならないのではないかと思うのです。

市川 大事だけれども測りにくい能力をなんとか測れるようにして評価に使おうとしていますが、実際のところ難しい。
 私たちも、学生と半年くらいつきあってみると、モチベーションの高さなどがわかってきますが、入試の時点では測りづらい。それに対して知識の量は、それだけでは足りないけれども、わりと厳密に測れます。そうなったとき大学としては、不十分とはわかりながら、知識の量で測り、それだけでは特色ある学生は見つけられないので、小さな枠をつくって、AO入試、パフォーマンス入試で、特色ある学生を入学させていくという二本立てでいっているのです。

伝統や過去の実績にとらわれず目と耳で確かめた選択を

島内 それでは、来春の入試をどう考えたらよいかについて、話を進めたいと思います。

 やはり心配は、調査書の評定の問題です。私の学校では5を一割に抑えたのに、ある中学校では一五%もつけたとします。推薦入試の場合、面接もありますが、調査書でほぼ決まります。一般入試でも、多いところでは七割、少なくても三割は、調査書でみられます。すると、どうしても得する子と損する子が出てきてしまう。
 そうした結果、入試に失敗したという情報が流れると、都内のいくつかの区は学校選択制を導入しているので、来年度の入学者が減るという事態も考えられます。一挙に減れば統廃合の対象になるので、どの学校にとっても深刻な問題になるのです。

町田 5を二割もつけて、ドーンと進学校に入れると、「あの中学校はいい成績を残した」と言われます。横手先生がおっしゃったように「つけたもの勝ち」になると、とんでもないことになりますね。

遠藤 そんなことが長続きするとは思えませんが…。

市川 菅先生の生々しいお話を聞いて、思いを新たにしたのですが、普段の評価と選抜の資料としての評価を混同していると、そういうひずみはどうしても起きてくると思います。私は、この二つは、基本的には分けたほうがいいと思います。
 さらにもう一つ言いたいのは、推薦を受け付ける高校側にしても、「評定4以上」という示し方よりも、「英検3級以上を取得してくること」という示し方のほうが安心できると思います。そのほか「数学検定」や「理科検定」など、全国同レベルで評価されるものが増えてきていますので、そういうものを選抜の資料にしてほしいと思います。それがあまりにも狭いと、生徒の勉強が限られて困りますが、音楽、美術、体育のような実技教科はちゃんと調査書で押さえ、公平感と多面性の両方を確保していく方法があると思います。これは、推薦を受け付ける高校側が決めればできることです。

遠藤 全国の傾向を見ますと、七~八割の県で調査書に絶対評価を採用するようです。もう走ってしまっているので、逆戻りはできません。あとはどのように公平性を確保するのか、どれだけ新学力観に基づいた評価で選んでいくのか、そこにかかっていると思います。ここ一、二年は混乱するかもしれませんが、各高校では対策を立てるはずです。
 それよりも、中学の先生方にお願いしたいのは、伝統や過去の進学実績だけで高校をみるのではなく、実際に高校に行ってみて、その高校で子どもがやっていけるかどうかを判断してもらいたいということです。
 というのは、東京都では、都立・私立合わせて、年間七千人もの中退者があります。そのうちの四割は一年生です。私も五校を経験していますが、必ず、「こんなはずじゃなかった」という生徒に出会います。子どもたちにも、どんな授業をしているのか、生活のようすはどうなのか、実際に見てから選択するように指導してほしいです。

横手 群馬県では「行ける高校から行きたい高校へ」という趣旨で入試改革が行われたのですが、将来何をしたいかという展望を持って、そのためにふさわしい高校はどこかと考えさせていきたい。私たちもそうした情報をしっかり出せるようにしていかなくてはと思います。

生徒には、直接足を運んで、受験する高校を決めてほしいと話しています。特に、今年は入試の方法が大きく変わるから、自分の目と耳で確かめてくるように言いました。しかし、生徒より保護者のほうが評判とか伝統とかを重視する傾向があります。仮にどんなにいい高校だと勧めて入学しても、中退したりするから、難しいですね。

市川 今後は、入学した高校で生徒の運命が決まるのでなく、社会のなかで、どこの学校の生徒でも利用できる土曜スクールのような、いろんなリソースが用意されることも大事ですね。

島内 高校入試の方法については、調査書の評価方法を含めて、まだまだ流動化すると思われます。情報をしっかり把握して判断していく必要性を感じました。本日は、どうもありがとうございました。

(撮影/飯島 裕)

注1 全米の多くの大学が入学希望者に対して受験を求める全米統一試験。学部ごとに合格基準点が決められている。

注2 専門の部署や委員会が、書類や小論文、面接などを通じて、人物本位で入学者を選抜する方式。もともとは米国の一部の大学で行われていたが、現在は日本の大学でも取り入れるようになった。

注3 米国の大学・大学院で学ぶ外国人のための英語の学力テスト。

(注1) 2年の相対評価の評定と3年1、2学期の絶対評価の評定を合計し、その結果を10段階の相対評価にする。

(注2) 1、2年の分は相対評価をもとに全教科を点数化する。3年の分は絶対評価で記載する。そのうちの学力検査をしない4教科について定められた配分率の範囲内で評価したものを点数化する。ただし、各学校での評定については、割合に一定の目安を設ける。3年の主要5教科は絶対評価とし、点数化はせずに、参考として記載。

(注3) 調査書の評定の合計値と学力検査の得点の合計値をそれぞれ高得点順に並べ、その順位が双方ともに定員の数以内に位置するものについて調査書の必修教科の評定以外の記載内容を総合的に判断し合格者とする。上記によって合格者とならなかった者の中から調査書の記載内容及び学力検査の成績を総合的に判断し合格者を決定する。受験者数が定員を超えない場合は調査書の記載内容及び学力検査の成績を総合的に判断し合格者を決定する。

※2002年9月4日現在のデータです。アンケートの回答のほか、ホームページ等の資料に基づいて作成しました。
※学力検査と調査書の比率は、各県の発表方式に準じました。
※「定員」は、特に断らない限り、「募集定員」の意味です。


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