ベネッセ教育総合研究所 ベネッセホールディングス
SPECIAL INTERVIEW

進路指導
将来の職業を見据えた進路指導で
今、「努力する」大切さを知らせる

佐賀県伊万里市立 青嶺せいれい中学校


長引く不況のなか、就職難は若年層にまで広がっている。にもかかわらず、若者の中途退学、離職、フリーター志向に歯止めはかからない。こうした社会に生徒を送り出すことを憂慮する先生たちが、真正面から進路指導に取り組んでいる。青嶺中学校では2000年から市の進路指導研究校の委嘱を受けたのを契機に試行錯誤を重ね、独自のカリキュラムにたどりついた。重層的な実践の一部を紹介する。

■学校データ■

 世界にその名を知られる伊万里焼の窯元が煙を上げている伊万里市。青嶺中は市の中心部から北へ車で15分ほどの農業・漁業地域にある。黒川中学校と波多津中学校が統合して2000年4月に開校したばかりで、オープンスクールを基調とした新校舎は伊万里湾を望む高台に建ち、まだ木の香りが残る。生徒の約5割がスクールバス、4割が自転車で通学している。

〒848-0122 佐賀県伊万里市黒川町福田66番地
TEL 0955-27-0053 FAX 0955-20-7030
校長/石本清文先生
生徒数/230人、学級数/9学級
 
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