9月初めの指導で工夫していることは? 夏休みが終わりました。生徒を不規則な生活から二学期の学校生活に戻すために先生方が工夫されていることをうかがいました。
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●忙しい生活を意図的につくること。具体的には体育大会の取り組みを始業前に入れたり、昼休みに入れたりして忙しい生活を当たり前にしてしまうことで、夏休み中のゆるみを解消している。(40歳男性) |
●「生徒指導だより」で日替わりで次のようなことを呼びかけてます。「二学期のスタートです。気持ちの切り替えを」「最終下校時刻の確認。17時45分下校完了。時間を守ろう」(37歳男性) |
●9月初めの一週間は全職員で交通安全指導やあいさつ運動を行い、子どもを温かく迎え入れる。(57歳男性) |
●教師自身がけじめある、めりはりのある言動を実践する。(50歳男性) |
●夏休み後半に、家庭訪問や地域巡回を実施する。不登校生徒の家や生徒が立ち寄りそうなコンビニ・書店の周りをウロウロし、偶然会ったような顔をして声をかける。(53歳女性) |
●夏休みの宿題の提出をしつこく求めないようにしています。一週間も宿題を引きずっているよりも、二学期は「初めからのスタート」と気分一新させることを大切にしたほうが意欲的に取り組めると思います。(43歳男性) |
●授業の導入では、夏休みと二学期の橋渡しになるような話から入り、気がつくと授業の内容に入っていたというふうになるように考えている。(41歳男性) |
●きっと生徒は眠い目をこすっていることでしょう。そのときは一時休憩して、夏休みの出来事を話してもらおうかなと思ってます。(22歳女性) |
●休み明け、疲れていそうな生徒や元気のない生徒には話を聞いてやるようにしている。宿題等が終わらなかった生徒は放課後残して面倒を見、最初の週のうちに提出できるようにする。(45歳女性) |
●ユックリ始めることですかね。夏休みの出来事などを語り合いながら。 (31歳男性) |
先生方のご意見は、大きくは二つに分かれました。(1)九月からメリハリある生活を徹底させるというご意見と、(2)ゆっくり導入し、徐々に学校生活のリズムをつくっていくというものでした。学校やそれぞれの生徒の実態に合わせた指導が必要なのだと思います。 |