▲刈谷市立刈谷南中学校教諭
神谷和宏
Kamiya Kazuhiro
教職歴22年。現在2学年主任。個に応じた指導のあり方を研究し、体験的な活動を取り入れた授業は、見る人を感動させる。第35回読売教育賞受賞。
数学に体験的な要素を織り交ぜるのが、神谷和宏先生の授業の特徴だ。さらに、生徒の意見を引き出すさまざまな仕掛けをプラスし、どの教科にも必要な「直観力」を育て上げていく。その実践内容を追った。
(注)○つけ法:生徒が個別学習に取り組んでいる間に、全員の机を回って赤ペンで○をつけていく机間指導。子どもの思考の表れをその場で評価し、個に応じた声かけをすることで、子どもの自力解決を助ける。子ども全員の考えを把握できることから、その後の授業の方向性を決める手段としても有効