データからみる教育 保護者と教員との意識のギャップ!

VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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4 保護者の望むことは情報の公開

 図4では、保護者が子どもが通う学校に望んでいることを示した。この結果によると、「子どもの学校でのようすを保護者に伝える」が最も多く、「学校の教育方針を保護者に伝える」がそれに続いている。この二つは子どものことや学校の方針について知りたいという回答で、9割以上の高い数値を示している。言い換えると、学校の学力向上への取り組みの内容が、保護者にしっかり伝わっていないことで、学習に対する満足度を下げている可能性もある。
 学校が積極的に情報を公開することで、学校全体の取り組みを正しく保護者に理解してもらうことが重要だ。そのことが、学校と保護者との連携にもつながるのではないだろうか。

図4

■義務教育に関する意識調査・調査概要
【保護者調査】
調査時期/2005年3月
調査対象/全国公立小・中学校25校に通う児童・生徒の保護者
抽出方法/全国から公立小・中学校を抽出
調査方法/学校通しによる家庭での自記式質問紙調査
回収結果/有効回答数 保護者 6,742通
【教員調査】
調査時期/2005年3月~4月
調査対象/全国公立・小中学校1219校に勤務する校長・教頭(副校長)・教員
抽出方法/全国の公立小・中学校の学校リストより無作為抽出したのち調査協力辞退校を除いた学校
調査方法/学校通しによる配布、郵送による回収による自記式質問紙調査
回収結果/有効回答数 2,503通
※「義務教育に関する意識調査」は、保護者、教員の他、小・中学生、学校評議員、教育長、首長を対象に行った。今回はそのうち、中学校に関するものを取り上げた。


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