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2 充実した食生活が子どもの対人関係を支える
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図2は、家族との関係の満足度と食生活との関連を示したデータである。「朝食をとらないで学校に行く」「夕食を一人だけで食べる」ことがある子どもの方が、家族との関係の満足度が低い。一方、「食事の時間を楽しいと思う」子どもの76.8%が、家族との関係に満足していることがわかる。「家族との関係」ほど大きな差異は見られないものの、これと同じ傾向は、友だちとの関係の満足度と食生活との関連にも表れている(図3)。
食事の役割は、単に栄養をとることだけではない。「朝食を抜いてくる子どもはイライラしているのがわかる」という学校現場の声もある。子どもたちのために朝食をきちんと準備してあげることや、食事の時間を楽しくする和やかな会話、団らんの雰囲気づくりなどをすることは、子どもが身近な人たちとの人間関係を築くうえでも重要だといえるだろう。 |
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