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「中学校の学習指導に関する実態調査報告書2007」
発展的な学習を扱う割合は
理科で84%
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84%が発展的な学習を扱う |
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2006年度、理科の授業で発展的な学習の内容を扱った教師は全体の84%に及んだ。扱った項目数は、平均5.7だった。
具体的にどの項目を扱ったのかを見ると(図1)、最も多かったのは「日本の天気」で51.9%。次いで「プレートテクトニクス」(47.5%)、「種子をつくらない植物」(42.4%)となっている。全体的に生物・地学分野(第2分野)が多いようだ。
これらの多くは次の学習指導要領で指導が必須となる内容であり、現在も8割を超える教師が「現行の学習指導要領では指導内容が不足している」と感じている(図2)。改訂後は、中2、中3で週1~2コマ程度の時数増となる予定だが、扱う内容の増加を踏まえてどのように指導していくかが鍵となりそうだ。 |
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求められる柔軟な指導スキル |
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2年前の調査結果と比較すると、「生徒の理科の学力水準は高まった」と感じる教師の割合がやや増加し、「低くなった」と感じる割合は減少している。一方で、「生徒間の理科の学力格差は大きくなった」と感じる割合が増えている(図3)。
新学習指導要領では、観察・実験や自然体験、科学的な体験を一層充実させることが求められている。生徒の学力の実態を踏まえて、指導の在り方を改めて考えることがますます重要になると思われる。
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※このページの調査データ等は、先生方や保護者の方々への資料として、是非ご活用ください
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