特集 新課程対応─時数確保のひと工夫
VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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[2]伝統ある合唱祭を残し、他の行事は精選

合唱祭の練習を選択音楽で行う

 合唱祭は、生徒一人ひとりが積極的に参加し、学級がまとまり活性化する機会として、大村市全体で数十年、力を入れてきたものであり、今後も重視する。
 移行期間中は、これまで特活などで確保していた合唱練習の時間を、学校選択の音楽として設定。1年生で年15時間、2、3年生はそれぞれ年50時間確保した。各学年とも15時間分は、2月の合唱祭の直前練習と当日でまとめ取りする。毎日1時間行う直前練習が、2週間で計10時間分、合唱祭当日が5時間分だ。直前練習は主に生徒主体の練習で、学年団の全教師が見る。2、3年生の残り年35時間分は、通年で週1回の授業を行い、音楽科の教師が指導する。
 10年度以降は、選択教科の授業時数削減に伴って選択教科としての音楽を減らし、全面実施後はゼロにせざるを得ない。
 「合唱祭の練習は放課後の課外活動へと移行する予定。会議などで指導出来ない場合や、勤務終了時間の関係から最大20分しか指導出来ないことが課題です」(刈山先生)


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