(7)国立大の後期日程
 国立大は、多様な能力を持った学生を見極めることを目的として、小論文などの特殊な選抜方式により後期日程を実施する大学が多かった。だが大学の追跡調査では、そうした機能を十分に果たしていない実態が明らかにされ、さらに面談中心に評価するAO入試や推薦入試が普及したこともあり、後期日程の見直しを求める声が多くなった。一部の難関大では「単なる敗者復活戦になっている」とする声も多く、06年度以降は各大学の裁量を広げ、定員配分を減らしたり、後期日程を廃止したりする大学が出てくる可能性がある。

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