(8)総合基礎 「大学で学ぶために最低限必要な学力」を測る試験として、04年度から大学入試センターで実施される。推薦入試やAO入試など、実質的に学力選抜のない入試で入学した学生に対して、入学後に受験させる方向で検討されており、大学はリメディアル教育や補習、入学後のコース振り分けなどの目安として活用できる。 大学入試センターは02年度秋、国語及び数学の基礎的な学力を測るための「総合基礎問題」の試作問題を作成し、複数の高校の協力でモニター試験を実施。03年度には、新たに英語を加えて調査を行い、研究成果の活用方法を検討してきた。 現行の大学入試センター試験が平均60点を念頭に作成されているのに対し、総合基礎が目指す水準は平均8割とされる。実施される中で有効性が実証されれば、入学要件として受験を義務付ける私立大が出てくる可能性もある。 →本誌03年12月号参照 |
このウェブページに掲載のイラスト・写真・音声・その他のコンテンツは無断転載を禁じます。 |
© Benesse Holdings, Inc. 2014 All rights reserved. |