(1)自己主張したいのにできにくい まず「自我の確立度」に関わる項目に着目すると、「自己主張」「自己肯定」など「達成感や効力感を持ちやすい傾向」に関しては肯定度が高い。その反面、「自信」「自立性」など「自分らしさに基づいて、物事に挑戦しようとする傾向」のスコアは低い。特に、「自信」(周りのことを気にせず自信を持っている)のスコアが高校生・大学生共に極めて低いことが注目される。多くの高校生・大学生が「自己主張したいのに、周りの評価が気になってできにくい」という心理的藤の状態に置かれている。