ベネッセ教育総合研究所
VIEW'S REPORT 東アジア高校英語教育GTEC調査報告 小学校英語導入、SELHi型指導の成果を探る
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VIEW'S REPORT
東アジア高校英語教育GTEC調査報告

小学校英語導入、SELHi型指導の成果を探る
弊社では2003年度より、大学研究者と協力して日本・韓国・中国の高校生の英語力を調査・分析している。
韓国では小学校で英語を導入した学年が高校に上がり、日本でもSELHiの活動が本格化するなど、情勢は大きく動いた。最新の調査結果から東アジア3か国の英語教育の実態を明らかにする。


1 東アジア高校英語教育GTEC調査について
 日本・韓国・中国の英語教育に関する「東アジア高校英語教育GTEC調査」を、03年度に引き続き、04年度も実施した。学校単位での全員実施を前提として、弊社「GTEC for STUDENTS」(絶対評価の英語運用力テスト 以下、GTEC)に加え、生徒の学習習慣や意識、教員の指導方法を各種アンケートで調査することで、英語教育の評価点・課題を明らかにすることが調査の目的である。
  実地調査は04年10~12月にかけて行われた。調査対象は各国の高校1・2年生9794人、及び高校英語教員107名である(図1)。
▼図1 調査の概要
図1
  調査校の選定にあたっては、03年度の調査にご協力をいただいた同一校を前提とした。この学校群は、(1)学校全体として、4年制大学への進学を目指す指導を行っている高校であること、(2)対象学年は高校1・2年生で、原則的に校内の学年全体での一斉受検であること、の二つを共通条件として満たしている。
  ただし、今回の結果はあくまで調査を行った学校群におけるものであり、各国の高校の英語教育全体を必ずしも代表するものではない点は注意しておきたい。
▼図2 調査の全体像
図2
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