高校生はどのように学習に取り組んでいるのだろうか。ここでは、学習に対する意識や行動を身に付けていくための、1つの基礎と考えられる、親子関係との関連を調査結果から見てみよう。
図では、高校生の学習への取り組み方を、親との会話量別に示した。これによると、親との「会話が多い」群の方が、「わからないことがあると『もっと知りたい』と思う」といった知的好奇心や、「定期テストはしっかり準備をしてのぞむ」といった姿勢を持つ割合が高い。また、「勉強しようという気持ちがわかない」「どうしてこんなことを勉強しなければいけないのかと思う」といった思いは、「会話が少ない」群の方が多い。親との豊富な会話やそうしたことが可能な環境は、高校生の学習意欲や学習に向かう姿勢に結び付いているようだ。
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