この時期、生徒の受験に対する意識を徐々に高めていくことも重要だ。例えば、(5)のように入試に関するキーワードの知識を問うミニテストを行うのも一つの方法だ。HRや進路講演会の導入で実施すると効果があるだろう。また、その際、「3年生の先輩たちは、ちょうどこの時期、第1志望大の絞り込みをしている」など、出願を目前に控えた3年生の動向を紹介すれば、1年後の自分がイメージできるだろう。また(6)のように、個別の大学・学部について具体的な情報を提供する方法もある。クラスで志望者の多い大学の情報(入試科目や配点などの入試情報、講義内容や就職状況、更に過去の先輩の合格実績、成績推移など)を中心に、定期的に発信したい。ただし、情報が多すぎても生徒は読まないので、多くてもB4サイズ1枚程度でまとめたい。楽しく読みながら、興味を高められるものを目指したい。
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