大学生を対象に進路選択のプロセスを振り返ってもらった調査から、高校時代に意見を参考にした相手について尋ねた結果を紹介する。
図1は、全体の結果を示している。「参考にした(とても+やや)」という回答が最も多いのは、「高校の先生」(70.0%)だ。進路指導のプロであり、身近で相談しやすい高校の先生が、進路選択の際に最も頼りにされていることがわかる。
続いて、「母」(67.7%)、「学校の友だち」(56.3%)と身近な人が上位にランクし、ここまでが5割を超えている。「父」は4位だが、「参考にした」という比率は48.7%で半数を割り、「母」よりも20ポイント近く下回る。家庭の中では、父親よりもむしろ、母親に相談をし、その意見を参考にしているケースが多いようだ。
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