では、高校生は携帯電話に対して、どのような思いを持っているのだろうか。図2からわかるように、携帯電話を持つ高校生の8割は、「携帯電話がないと今の生活が不便になると思う」「携帯電話を使うのが楽しい」と回答しており、携帯電話の利便性や楽しさを生活の中で感じている様子がうかがえる。
一方で、半数以上が、「何もすることがなくなると、すぐに携帯電話を見てしまう」「電話やメールがこないとさみしくなる」と回答しており、携帯電話への依存的な傾向もあるようだ。こうした思いは、携帯電話を持つ中・高生に共通する傾向である。
携帯電話は今や生活に深く浸透しており、多くの利便性をもたらしているだろう。しかし、生活を携帯電話に依存している可能性もある。携帯電話にはこうした二面性があることを意識し、十分に付き合い方を考えていく必要があるだろう。
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