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研究内容
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滋賀県立 米原高等学校

研究内容4:「話す」力を伸ばす指導法
■実証したい理論や仮説
スピーキング能力にはいくつかの要素が絡み合う。本校の取り組みから抽出した要素は、大きく分けて次の4つである。
 1)正確な音・音の法則の習得
 2)基本的語彙・表現・文法構造の定着
 3)コミュニケーション・ブレークダウンが生じたときの方策の習得
 4)英語をトップダウン式にとらえて保持(retain)する能力
 5) 積極的な意思疎通への意欲
このような観点を踏まえた指導を実践していく。

【OCIにおけるinputをoutputへつなげるコミュニケーション指導】
日常生活の身近な話題についての英語の学習を通して、情報や相手の意向などを理解したり、自分の考えなどを表現したりできる実践的なコミュニケーション能力を養う。
・ コミュニケーションに対して積極的に取り組む姿勢を育てる。
・ コミュニケーション活動に効果的な語彙・表現の理解、定着、習得をさせる。また習得した語彙や表現の使用レベルをinputからintakeまで高め、active vocabularyとしてコミュニケーション活動で利用することができるようにする。
・ 日常会話だけにとどまらず、自らの体験や理想について話すことができる。
・ 自らが得た情報を相手に伝えることができる。
・ モデルカンバセーションを使っての集中的演習を通して、useful expressionsはもとより、自然なリズムやイントネーション等の習得をはかる。
・ オーセンティックな会話のリスニング活動を通してそこで使われている表現とその活用法を習得する。
・ 他人の会話を聞き取り、簡略に記録し、自分の表現として活用する。
■到達目標
【成果・検証】
・ 前期当初の狙いどおり、コミュニケーションに対して積極的に取り組む姿勢については十分身についているようである。またImpromptu speechやtimed conversationなどでの生徒の活動のモニタリングから、生徒の語彙や表現力の顕著な伸びが確認されている。多量な英語に触れることによって、英語の自然なリズムやイントネーションが身についた。
・ 後期の目標であった音声的な能力の育成については、7月に行われた進研模試の英語リスニングではその得点率において全国平均を100とした場合に120.1であった。11月に行われた進研模試の英語リスニングでは169.5と大きく伸びた。これはDeparture Oral Communication Iによる効果的な指導の成果であると考えられる。効果的な復習を兼ねることができた。
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