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研究内容
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滋賀県立 米原高等学校

研究内容7:高大連携のあり方の研究
■実証したい理論や仮説
仮説:「教員の教科指導力が上がれば、生徒の英語力も伸びる」
本校の高大連携は「大学教員による本校英語科教員の授業指導」「大学教員による模擬授業」「総合学習における一日大学授業体験」の3つの形態がある。中でも一番特徴的なのは「大学教員による本校英語科教員の授業指導」である。それぞれの分野で優れた実績のある大学教授に複数回来校してもらい、我々の授業を見学してもらった後、その日のうちに研究協議を行い授業改善のためのアドバイスをしてもらう。授業指導を受けた教員は次の指導を仰ぐまでにアドバイスを受けた部分を修正してより良い授業を目指していく。リーディング・ライティングの授業に関西大学教授・斉藤栄治先生、ディベート・ライティングの授業指導に関西大学・中邑光男先生、リーディングの指導に京都外国語大学教授・鈴木寿一先生、CALLの指導に立命館大学・朝尾幸次郎先生、関東学院大学教授・奥総一郎先生らのご指導を仰いだ。また、京都外国語大学と高大連携を結び、大学教授による模擬授業をお願いした。内容はアメリカの歴史を英語で学ぶイマージョンや、CALL教室の実践的活用ワークショップ、Team Teachingの指導法など多岐にわたった。また、総合学習の一環として、1年生英語コースの生徒が京都外国語大学で1日講義に参加している。
■到達目標
【成果・検証】
各教員が授業改善に積極的に取り組み、授業をお互いに公開したりする雰囲気が定着した。各授業に取り入れるそれぞれの活動にはどのような意味があり、どの能力を伸ばす効果があるのかを生徒に説明したうえで授業に取り組ませることにより、生徒もモチベーションを高く持って授業に取り組む姿勢を見せた。授業に対するアンケートなどでもそのような教員の姿を肯定的にとらえていることをうかがわせるような意見が随所に見られ、教師と生徒との間により強い信頼関係が結ばれた。
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