一方、近年増加傾向にある悩みは、「どうしても好きになれない科目がある」「わかりやすい授業にしてほしい」である(図2)。更に「どうしても好きになれない科目がある」と回答した生徒に限り、ほかの学習上の悩みとクロス集計した結果(図3)を見ると、「どうしてこんなことを勉強しなければいけないのかと思う(76.6%)」「世の中に出てから、もっと役に立ちそうな勉強がしたい(74.6%)」が上位となった。先に述べた学習指導もさることながら、高校で学習することの意義・意味を生徒に考えさせ、理解させるといった学習の動機付けも必要だと考えられる。 |