同校の生徒指導を支える原動力として、保護者の存在も忘れてはならない。どの教師も「本校の保護者は非常に協力的」と口をそろえる。PTAの奉仕活動では保護者の有志が積極的に参加し、「おはよう」「自転車はこっちにお願いね」などと、元気に生徒に声をかける。また、秋には夕方6~7時まで下校時の生徒を見送るなど、率先して防犯活動を展開している。PTA会長の村山雄司さんは、「学校では先生方に生徒をしっかり指導していただいており、子どももそれに応えて一生懸命頑張っています。そうした生徒と先生方の頑張りが、我々保護者の励みになります」と話す。
こうした保護者の積極的な活動が、学校に刺激をもたらしていると、川合政仁校長は指摘する。
「PTAにこれだけ協力していただいていると、教師にとっては『もっとしっかりやらねば』という意識付けに、生徒にとっては『見守ってもらえる』という安心感につながります」 |