高校生にとって部活動と学習との両立は、今も昔も変わらないテーマと考えられる。そこで、部活動の参加状況別での平日の家庭学習時間とその平均を図2に示した。「ほとんどしない」の比率が高いのは「運動部だが、サボりぎみ」(34.1%)であり、続いて「運動部に入って積極的に参加している」「入っていない」(共に26.1%)であった。更に平均の学習時間に注目すると「運動部だが、サボりぎみ」が55.2分と最も短い。
また、家庭での学習の頻度(図3)でも、「運動部だが、サボりぎみ」で「家ではほとんど勉強しない」が39.6%を占めている。運動部に参加する生徒は家庭での学習時間・頻度が少なくなりがちだが、特に「サボりぎみ」の生徒については、部活動だけではなく、学習面でのフォローも必要と考えられる。 |