生きたデータの徹底活用 高校生としての学習習慣を新入生に定着させる
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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熱い思いで生徒、クラス、学年の心を揺さぶる!
生きたデータの徹底活用

高校生としての学習習慣を新入生に定着させる

入学したばかりの生徒に「本校の生徒として望むこと」をさまざまな角度から発信しているが、
年々教師の言葉が生徒に届きにくくなっていると感じている教師は多い。
「指示すれば、やる」生徒を「見守り、やる気にさせる」ことが必要になる中、
言葉だけに終わらない「生徒を動かす指導」をさまざまなデータを使用しながら展開していきたい。

※データは、高校の先生方へのヒアリングを基に編集部が作成したサンプルです。
1:生活力と学力の相関を意識付ける
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※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■生活力と学力の相関を意識させるシート Excelダウンロード(29KB)
■高校生としての成長モデルを示して「みんなで頑張る気運」を高める Excelダウンロード(47KB)
Wordダウンロード(34KB)
PowerPointダウンロード(105KB)
データ活用のねらい
 新入生にいち早く高校生としてふさわしい勉強の仕方を身に付けさせるために、各校では学習オリエンテーションや学習合宿などさまざまな取り組みを行っている。新生活のスタートにあたり高いモチベーションを持つ新入生は多いが、「高校生としてこうあるべき」という理想像を提示しても、具体的に何をどうすればよいのかわからないというケースも多い。
 最近は中学時代に自宅での学習習慣を身に付けていない生徒も多く、学習のリズムをつくるのに、一定の時間がかかることが予想される。まずは高校生として最低限守るべきこと(国数英の予習だけはやろう、家庭学習をスタートする時間は固定しようなど)を厳選し、1学期の間、学年団で繰り返し訴えて守らせる。学習習慣定着のためには、生活習慣を整えることがどれほど大切かを、生徒、教師双方が改めて確認し、「必ず守ろう、やり抜こう」と意思統一できるデータが必要になってくる
データ活用の流れ
 高校生として守るべきことを掲げても、教師によって対応が異なれば、生徒は易きに流れてしまいかねない。学年として徹底させるべきものは何か、図1で卒業生や上級生の生活習慣と成績の相関を確認し、不易として指導を貫く項目を学年団で共有したい。図2は「高校生としての生活習慣が身に付けば、成績は自ずと上昇する」ことを示した概念図だ。全体の場で成長モデルを生徒に見せ、新生活を始める不安を「この高校の指導についていけば大丈夫だ」という期待感に変えたい。これを踏まえた上で、面談で図1を見せつつ、「予習の習慣が身に付けば、先輩のように良い成果が上げられるよ」など、生徒の特徴に合わせて具体的なアドバイスをする。生徒自身に「自分は高校生らしくなっている」「先生も認めてくれている」と感じさせることで次の成長につなげたい。
1年生1学期に生活力の重要性を周知する
チャート
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