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2:「選べない」ことを前提にした文理選択の指導 |
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文理選択のプロセスを振り返らせる |
▼クリックすると拡大します
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※上記の加工可能な資料がダウンロードできます |
■文理選択 自己決定チェックシート |
Excelダウンロード(42KB) |
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データ活用のねらい:本格的に進路を考える第一歩にする
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自己決定を意識付ける●文理を決める際、「先生に勧められたから」「保護者に言われたから」「友だちと同じがいいから」「数学が苦手だから」など、決して前向きとはいえない理由で選択をしようとする生徒もいる。しかし、どのように決めたとしても、「自己決定」であることはしっかりと伝えておきたい。「人生は自己決定の連続で、文理選択もその1つであり、すべての責任は自分に返ってくる」ということを伝え、真剣に文理選択に臨ませたい。
文理選択の考え方を示す●文理選択は、高校生として初めての進路選択だ。だが、この二者択一の選択は容易ではない。教科の好き嫌いなどで安易に選択することがないように、文理選択のポイントを紹介し、選択を終えた先輩の振り返りなどを資料として与えるなど、選択のための指針の提供が求められる。 |
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データ活用の流れ:選択過程の振り返りまで必要
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ポイントを教師・生徒が確認●指導に先立って、選択のポイントは何かなどを教師間で共有することが必要だ。特に「二者択一の選択でも迷い、適切な選択ができない生徒が存在する」ことを教師団が共有して、指導に臨むことが重要。図5などで取り組みへの認識ギャップを埋めていく。これは同時に、文理選択のポイントとして生徒に伝えるべきエッセンスでもある。図6の先輩の振り返りと併せて伝えることで、より緊張感をもって臨めるだろう。
自己決定の過程を振り返る●職業や学問、大学など、さまざまな観点から生徒は文理選択を考えるが、最終的には「自己決定」の結果として選択のプロセスを振り返ることが欠かせない。選択のポイントはさまざまだが、そのうちのどれを、どの程度重視するかは人それぞれである。周囲の意見も判断材料の1つとして受け止め、主体的な選択をさせたい(図7)。 |
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