ベネッセ教育総合研究所
地方自治体がひらく新しい教育
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(5) 三つの小学校区で保護者会を実施
 自学自習の最終的な基盤となる家庭の機能も無視できない。家庭が子どもたちの学習の場の一つとして定着するためには、保護者の理解が不可欠である。そこで、寺島中学校では保護者会や説明会を通しての情報発信にも積極的に取り組んでいる。04年度では三つの小学校区ごとに保護者会の会場を設置し、都合のよい会場に出席してもらえるようにした。また、開催時間も多くの保護者が参加できるように夜間に設定した。さらに、保護者の利便を図るため、乳児・幼児の預り保育も検討している。
  「地方分権の流れで、各学校はこれまで以上に創意工夫をしやすくなっていると思います。今後は、区教委の施策立案に、各校が独自の経験を生かして参画できるような時代になってくると思います」(小川校長)
  多様な学校改革に挑んでいる寺島中学校は、これからの行政と学校現場の新しい関係を既に見据えて、改革に動き出している。
図表
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