特集 「学校力」を生み出す学校評価 ―幼稚園・保育園から小学校、その接続を考える―

VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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Check   11月~12月

評価に必要な用紙を配付。一定の期間を置いて回収し、集計や分析をする。

■実施は11月第1週の「教育週間」
 学校評価の時期は、11月第1週に多く実施される教育週間が最適だと善野先生は話す。
  「この時期は2学期の授業や行事が概ね終わり、十分な情報量があるうえに1学期と2学期との比較も可能です。教育週間は教育講演や会合などが実施されることが多く、年度当初の総会と同様に学校に多くの人が集まります。その席で『このような学校評価を実施します』と、改めて宣言するとよいでしょう」

■回収は2学期末の懇談会が適切
 回収は、2学期末の保護者懇談会の時期が適切だ。保護者にとってだけでなく、子どもたちにとっても、自己評価をするためには、2学期の授業をぎりぎりまで受けた方がよいからだ。
  また、特に1回目ならば、学校評価の用紙に「学校評価そのもの」に対する質問を添えることを善野先生は勧める。
  「例えば、学校評価の説明会や回収時期が、地域の会合や行事などと重なっていなかったか聞いてみることで、地域事情を踏まえたスケジュールの見直しができます。そうした声を次回以降の学校評価実施計画に反映していけば、学校評価の効果はますます高まりますし、地域を巻き込んだ学校づくりにもつながります」


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