まず注目したいのは、05年11月に導入した保護者による「学習ボランティア」だ(写真1)。亀田小学校は、児童に毎日、国語や算数の基礎を中心としたプリントを宿題に課しているが、その添削は、学習ボランティアが交代で学校を訪れ、教師が用意した解答をもとに行っている。学習ボランティアは、PTAを通して保護者全員に呼びかけたところ、06年度には13人が集まった。これにより、教師は授業の準備に専念できるようになった。
保護者や児童の意識に変化が見られたのも、大きな成果だ。学習ボランティアの1人は、「学校で子どもが何を学んでいるのかがわかり、勉強について家庭で話し合うきっかけになっている」と喜ぶ。
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