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英語活動を教科学習と関連付ける |
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北浜小学校の英語活動の特徴は、学級担任が教えるメリットを生かし、活動内容を教科学習と関連付けている点だ。
取材で見学した3年生の英語活動では、算数で習ったばかりの「重さ」をテーマにしていた(写真1)。教師は2つの紙袋を取り出し、指名した子どもに中身を見せる。そして、クラスメイトにジェスチャーで中身を説明させ、「Which is heavier?」と問いかける。英語を理解していない子どものために、秤を指差したり、紙袋を重そうな表情で持ったりするノンバーバルなコミュニケーションも必ず行う。
ジェスチャーによって紙袋の中身が「ハンマー」と「折り畳み傘」だとわかった子どもの多くは、ハンマーの方が重いと答えた。しかし、実際に量ると傘の方が重く、子どもたちから驚きの声が上がる。教師は「見た目と実際の重さは一致しないこともあります。重さについて、もう一度考えてみましょう」と日本語で説明し、その日の活動を終えた。
このように、どの学級でも、最後は「コメントタイム」として、日本語で学習のポイントを説明する。「楽しいだけで終わらせず、学んだ内容をしっかり振り返り、教科学習に関連付けたい」と、池田先生はその狙いを話す。
ほとんどの教科を受け持つ学級担任は、クラスの子どもの興味や、指導に有効な活動を把握しているため、学習内容を上手に組み立てることができる。その強みを生かし、少しでも手応えのある英語活動を積み重ねることで、教師の英語そのものに対する苦手意識も緩和されていくようだ。 |
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写真1 算数の「重さ」と関連付けた英語活動の様子。子どもがジェスチャーで紙袋の中身を伝えている。実際にものを使うことで、子どもの興味を引き付け、理解を深める |
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