データから見る教育 中学生になっても「1人でできない」生活習慣

VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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データからみる教育
Benesseの調査データをご紹介。

「第2回子育て生活基本調査報告書」

中学生になっても「1人でできない」生活習慣

整理や手伝いが1人でできない

 図1は、子どもの日頃の生活習慣のうち、首都圏の小中学生の母親が「1人ではできない」と答えた割合の高かった上位5項目を学年別に示したものだ。
  1位の「計画的に勉強すること」は学年が上がるにつれて改善していくが、どの学年でもできない割合が最も高い。また、2位以下の「整理整頓」「家事の手伝い」は、できない割合が小1生で既に5割を下回るものの、学年が上がってもあまりできるようにはなっていない。これらの3項目は、中学生になっても約3人に1人ができていないという状況である。

保護者に子どもの自立を呼びかける

 こうした状況を改善するため、学校もさまざまな取り組みをしている。
  例えば、「計画的に勉強」させる対策として、日頃から授業のめあてを子どもに意識させることや、学校の中でも子どもが学習計画を立てる場面をつくるなどの工夫を行っている学校もある。
  また、「家庭学習の手引き」や宿題を通して、保護者との連携を図っている学校も多い。保護者に下記の図を示し、新年度のスタートを機に、改めて生活習慣全般の見直しを呼びかけるのもよいだろう。
  学校と家庭の両者が連携し、子どもの自立に向けた生活習慣の改善に取り組みたい。
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図1

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