盲人更生援護施設 (財)アイメイト協会
1948年、塩屋賢一会長が盲導犬育成を志し、試行錯誤で始め、57年には国産初の盲導犬「チャンピィ」を誕生させた。71年には東京盲導犬協会を設立し、89年、アイメイト協会と名称を改定。これまでのほぼ50年間に、1000頭以上の盲導犬アイメイトを育成。アイメイトを「目」として自立した視覚障害者は1000人を超える。現在、年間40~45頭のアイメイトを育てる。
高校を出て間もない若者が、真剣な表情で犬の訓練に取り組む。 犬舎の清掃、排便の世話もする。盲導犬を「目」として、視覚障害者の社会参加を支援するアイメイト協会では日常の風景だ。 「犬が好き」なだけではできない仕事だが、盲導犬による視覚障害者の歩行指導員を目指す者にとって、ここは仕事を通して自らが社会参加する場でもある。