文学座附属演劇研究所
文学座附属演劇研究所の母体である文学座は、1937年、3人の文学者、岸田国士、久保田万太郎、岩田豊雄によって設立された。文学者が設立し、文学作品を演目の中心に据えてきたことが、文学座という座名の由来だ。森本薫、三島由紀夫、有吉佐和子など国内の優れた文学者の作品を上演する一方、カミュやサルトルなどの作品にいち早く取り組むなど、前衛性の高い演目にも積極的に挑戦してきた伝統を持つ。研究所は文学座が運営する俳優養成機関。現在のように毎年研究生の募集を行う学校形式になったのは、1960年からである。
文学座代表幹事・文学座附属演劇研究所所長
戌井市郎(左)
いぬい・いちろう 演出家。文学座創立メンバー。研究所所長として若手育成に尽力。
文学座附属演劇研究所主事
鵜澤秀行(右)
うざわ・ひでゆき 俳優。研究所7期卒業生。現在、後進の指導に当たっている。
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