田中英寿前理事長(75)による脱税事件など一連の不祥事を受け、新体制の構築を進める日本大の新理事長候補に日大芸術学部出身の作家の林真理子氏(68)が内定したことが、関係者への取材で2日までに分かった。学長候補には元総長の酒井健夫氏(78)が選ばれた。3日の理事会で承認された後、7月に就任する見通し。

 日大は新理事長について「5月末までの選出を目指す」としていたが、5月30日にホームページで「より慎重に選考を進めたく、いま少しの時間が必要」として遅れることを発表していた。

 関係者によると、理事長は外部の有識者らで構成する委員会で選考し、林氏が候補者に内定した。林氏は山梨県出身で、1976年に日大芸術学部を卒業。86年に直木賞を受賞し、2018年には紫綬褒章を受章した。