文部科学省は9日、2022年度に採用された公立学校教員の採用試験実施状況を公表した。小学校教員の競争率は2.5倍(前年度2.6倍)で、1979年度の調査開始以来、過去最低を更新した。中学校や高校も含めた公立学校全体の競争率は3.7倍(同3.8倍)で、91年度と同率で過去最低だった。

競争率の低下は、定年を迎えた教員の大量退職に伴い採用者数を大幅に増やしている自治体があることなどが原因。文科省は教員の質を確保するため、各自治体に採用試験の工夫を促すほか、民間企業に比べて遅い実施時期の前倒しを呼び掛けることを検討する。