北海道旭川市で昨年3月、いじめを受けていた中学2年の広瀬爽彩さん=当時(14)=が凍死した状態で見つかった問題で、事実関係を調べていた第三者委員会は12日、調査結果を市教育委員会に答申した。「市教委の責任は重い」と当時の対応を問題視する内容で、報告を受けた今津寛介市長が明らかにした。

遺族側は同日、報告書について「遺族の心情に配慮を欠いた内容」とする所見書を提出。市長直属の第三者委を設置して再調査を求める意向を示した。

市教委によると、報告書は約160ページで、学校と市教委の対応や広瀬さんが死亡に至った過程の検証などが記載されている。関係者によると、いじめと死亡との因果関係を認める記述はないという。市教委は詳細な内容を近く公表する。

答申を受け、黒蕨真一教育長は「調査内容を厳粛に受け止め、深い反省の上に立ち、今後二度と同様の事態が起こることのないよう再発防止に全力を尽くす」とコメントを出した。今津市長は、市長直属の第三者委の設置について「所見書と報告書を精査した上で判断する」と述べた。