大学入学共通テストが14日、全国の679会場で始まった。新型コロナウイルス流行の「第8波」が猛威を振るう中、初日は地理歴史・公民と国語、外国語が行われ、受験生が試験に臨んだ。日程は2日間で、15日は理科と数学が行われる。

 大学入試センターによると、愛知県立明和高校(名古屋市)と大阪教育大柏原キャンパス(大阪府柏原市)、広島国際大呉キャンパス(広島県呉市)の各会場で試験時間が短くなり、計197人が再試験の対象となった。監督者の時計で試験を開始しながらチャイムで終了するなどし、試験時間が5秒~1分短くなった。

 山口県宇部市の山口大工学部の会場(志願者約580人)では、国語の試験開始直前に火災報知機が鳴り、安全確認のため開始時刻を30分繰り下げた。付近の研究室の機械から出た煙に反応したという。

 東京都内ではJR中央線の遅延に伴い、沿線の計7大学などの会場で試験時間が最大1時間40分繰り下げられた。

 また、英語のリスニング試験中に受験生が体調不良や機器の不具合を訴えるなどし、40会場の計41人が、中断した箇所から聞き直す「再開テスト」を受けた。

 大学入試センターによると、志願者数は昨年から約1万7800人減の51万2581人で、うち現役生が85.2%。共通テストを利用する国公私立大などは過去最多の870校に上った。