文部科学省は2日までに、2022年に自殺した小中高校生が512人(暫定値)となり、過去最多となる見通しを明らかにした。これまでの最多は20年の499人(確定値)。厚生労働省の自殺統計から集計した。
内訳は小学生17人(前年比6人増)、中学生143人(同5人減)、高校生352人(同38人増)。高校生の増加分は全て男子だった。月別では6月(60人)、9月(57人)、3月(47人)の順で多かった。
文科省は2月28日、3月は進路に迷う児童生徒が多くなるとして、進路指導の充実や見守り活動を丁寧に実施するよう全国の教育委員会などに通知した。