能登半島地震の影響で休校が続いていた石川県輪島市立小中学校7校が6日、再開した。いずれも県立輪島高の空き教室を間借り。193人が登校、24人がオンライン参加し、友達との再会を喜んだ。県教育委員会によると、県内全ての公立小中学校で休校が解消された。高校や特別支援学校は既に再開している。

 輪島市によると、6日に再開したのは同市立の小学校6校と輪島中。被災して校舎の安全が確保できていなかったり、避難所として使われたりしていて、受け入れ先を探していた。輪島高にも避難している住民がいるが、空き教室から体育館に移ってもらったという。

 大屋小3年の谷元結斗君(9)は母親の里美さん(34)と一緒に登校。「友達と会うのが楽しみ」と話した。里美さんも学校の再開を待ち望んでいたといい、「知っている友達も避難してしまったので、新しい友達ができたら」と期待した。鳳至小の冨水聡校長(56)は「何とか環境を整え、子供たちが来られたところを見られてうれしい」と語った。

 この日は本格的な授業はなく、レクリエーションやプリント学習などが行われた。大屋小2年の岩坂茉緒さん(8)は「いろいろな学校の子と探検ができて楽しかった」と満足そうに笑った。

 学校は当面、午前中のみ。スクールバス運行会社が被災したため、徒歩や保護者の送迎などで登校できる児童生徒のみ受け入れる。オンライン参加も可能で、出席日数には計上せず登校できなくても欠席扱いとしない。

 県教委によると、授業が再開した学校でも、遠方に避難するなどし、地元の学校に通えない子どもが少なくない。輪島、珠洲両市と能登町では、中学生の集団避難も実施している。