
ノーベル賞授賞式後初となる講演を終え、取材に応じる京都大の北川進特別教授=24日午後、大阪府東大阪市
今年のノーベル化学賞を受賞した京都大の北川進特別教授(74)が24日、かつて教員として勤務した近畿大(大阪府東大阪市)で講演した。スウェーデンからの帰国後、初めてとなる講演では「(研究の)旅路は決して一人でやったわけではない」などと約1時間にわたり自身の研究人生を振り返った。
北川さんは京大大学院博士課程を修了後、1992年まで13年間、近大理工学部で助教授(当時)などを務めた。「国立大を卒業し、私立大に勤務した経験がプラスになった」とした上で、ほぼ満員となった会場の学生らに「一つのところにしがみつこうとせず、どんどん動いたらいいと思う」と語り掛けた。
ノーベル賞関連の公式行事については、「晩さん会は4時間かけて食べる。トイレにも立ってはいけない。名誉のある会だった」などと感想を述べた。
講演後の取材では、報道陣から若い世代へのメッセージを求められ、「やはり感受性。『これだ』と思うものは頭の中に入れていき、それが将来、研究や事業にプラスになっていくと思う」と話した。


