
「プディング」について「プリン」と説明し、検定意見が付いた修正前の教科書
24日に結果が公表された高校の教科書検定では、さまざまな観点からの検定意見が付いた。琉球・沖縄の人々やアイヌ民族を「日本はどれだけ尊重できているだろうか」との記述には、こうした人々を日本の外側に位置付けているように誤解する恐れがあるという趣旨の意見が付き、「日本は」の部分が「私たちは」に改められた。
英国の料理「プディング」について、脚注で「プリン」と解説した論理国語の教科書は「誤解を招く」と指摘された。日本人が想像するカスタードプリンとは異なるというのが理由で、修正され合格した。
英語コミュニケーションIIの教科書では、「世代を超えて人気のある人物」に関するページが問題に。喜劇俳優チャプリンらに並び、「アンネの日記」で知られるユダヤ人少女アンネ・フランクを載せようとしたところ、「生徒に理解しがたい表現」とされ、俳優エマ・ワトソンさんに差し替えられた。
英語表現を巡っては、「many(多くの)」が「a lot of」に、「trumpeter(トランペット奏者)」が「trumpet player」に修正された。「現代の慣用に照らし、ネーティブらしい表現かどうかチェックしている」(文部科学省担当者)という。
将棋の名人戦で棋士が食べる「勝負めし」を紹介した写真に、店舗の電話番号などが映り込み、「営利企業の宣伝になる恐れがある」と判断された例も。地学では、2024年1月の能登半島地震のマグニチュード(地震の規模)を誤記したページがあり、いずれも指摘を受け修正された。


