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活用法は授業者によって異なるのが当然 |
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板櫃中学校ではこうした取り組みによって、生徒たちの情報活用能力が上がってきていることを実感している。特に、
(1)インターネットで事前に調べる
(2)調べた結果を紙にまとめる
(3)実際に課題に取り組む
(4)プレゼンテーションソフトで結果をまとめて発表する
という流れは、行事や総合的な学習の時間などの活動をする際の行動として当然のようにこなしているという。
さらに、「スクールイントラパック」(3ページ参照)で発表内容を閲覧できることで、次の年は今年以上のものを生徒たちは目指すことになる。技術・家庭科では特別なことをしているわけではないが、基礎をしっかりと教えたことが他教科での様々な応用と結びついて情報活用能力の向上につながっていると、田代先生も実感している。
さらに板櫃中学校でIT授業の質を上げていくために「やはり教科の目標を達成するための授業を重視する」と田代先生は取り組みの中心となる考えを改めて口にする。
「私は授業でのコンピュータの活用方法は、授業者によって違ってくると思います。教師が多様な教材ソフトに応じて授業を構築する能力がどれだけあるかがカギです。したがって教師が違えばまた違った使い方が出てきて当然でしょう。自分がよりよい授業を行うためにはどうすればよいか考えること、これがすべての出発点となると思います」
すべての教科でコンピュータを活用している板櫃中学校は、教師全員で生徒全員のレベルアップにこれからも取り組んでいくだろう。 |
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