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データからみる教育
親との会話が子ども同士の関係 に影響する!
「第1回子ども生活実態基本調査報告書」より
人間関係の構築やコミュニケーションを苦手とする子どもの割合が増えてきている。ここでは、ベネッセ教育研究開発センターが行った子どもの生活実態についての調査結果から、親子間の人間関係を中心に紹介する。
1 親との良好な人間関係は学習によい効果をもたらす
図1
は、中学生が父親・母親と「よく話をする」+「ときどき話をする」割合を5項目について成績別に示したものです。成績の上位層が全般的に親とよく会話をしており、親との会話は子どもの成績と関係があると思われます。その中でも、「勉強や成績のことについて」という項目で、成績による差が大きくなっています。そのほかでは、父親では、「社会のできごとやニュースについて」、母親では、「学校でのできごとについて」といった項目でも成績差が大きくなっています。逆に「友だちのことについて」という項目では、成績による差が小さくなっています。
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