e授業のある風景 京都府城陽市立南城陽中学校

VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
  PAGE 2/7 前ページ  次ページ

インターネットを使った調べ学習の利点を他教科にも

 ITを活用した授業は、技術科や「総合的な学習」にとどまらず、ほかの教科にも広がりつつある。
  「2年生の『総合的な学習』で、体験学習に備えて神戸のことを調べるために、インターネットを使いました。しかし、生徒だけでは膨大なサイトから役立つものを見つけ出すのは大変ですし、有害サイトなどを見てしまう恐れもあるので、こちらで参考になるサイトをいくつか用意しました。この準備が大変なのですが、ITサポーター(P.6コラム注参照)に適切なサイトを事前に用意してもらえたので、生徒がスムーズに調べ学習を行うことができました。この方法は使えると思い、他教科の先生に紹介したら、早速社会科で活用することになりました」(情報担当・今尾義先生)

 こうした実践を支えているのが、ITサポーターの高橋香子さんだ。南城陽中学校にITサポーターが入ったのは05年度から。技術・家庭科や「総合的な学習」を中心に、パソコンを使った授業の支援を行うほか、学校のホームページの更新なども手伝っている。
  「調べ学習でのインターネットの活用については、すぐに全校の研修会で説明する機会をいただきました。教科ごとに参考になるサイトや使い方の例を紹介したところ、社会科での活用にもつながりました」(高橋さん)

写真
ITサポーターと教師が一緒になって、『地理探険ナビ』の活用アイデアを話し合う

  PAGE 2/7 前ページ 次ページ