データから見る教育 [校内活用版] 子ども時代の自己肯定感が将来の仕事の充実感に影響

VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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データからみる教育
ベネッセ教育研究開発センターが行った調査の中から、教育現場に即したデータを紹介する。

1 校内活用版

子ども時代の自己肯定感が将来の仕事の充実感に影響

 子ども時代の自己肯定感が、社会に出てからの仕事の充実感と強い結び付きがあることが、ベネッセ教育研究開発センターの調査により明らかになった。子どもが自信を持つために、学校には何ができるのか。このデータを、校内で話し合うきっかけにしてほしい。

1 仕事の充実感が高い人ほど仕事での態度や能力に自信

 図1は、仕事を持つ若者の「仕事の充実感」と「ふだんの仕事のなかでできていること」の関係を示したグラフだ。いずれの項目でも、仕事の充実感が高い人ほど、仕事における態度・能力に自信を持っている。特に「自分の考えをわかりやすく説明すること」の項目では、仕事の充実感が高い人と低い人の間で大きく差が出た。「疑問を納得するまで追求すること」の項目では、充実感が高い人と平均的な人との間で大きな差が出た。
  一方、「リーダーシップを発揮すること」の項目では、いずれの層においても自信を持っている人の割合が低くなっている。
図1

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