データから見る教育 [保護者向け活用版] 保護者の接し方が子どもの成績にも影響

VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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2 保護者向け活用版

保護者の接し方が子どもの成績にも影響

 ベネッセ教育研究開発センターが実施した「第4回 学習基本調査」によると、保護者の行動と中学生の成績には、さまざまな相関があることが明らかになった。子どもの意欲を伸ばす鍵は、保護者のちょっとした心がけにあるのかもしれない。

1 保護者が生活習慣のお手本を見せる重要性を訴える

 図1は、保護者の行動と中学生の成績の相関を見たデータだ。「毎日、新聞を読む」「親子で話をする」といった日常の何気ない行動が、子どもの成績と相関が高いことがわかる。
  実際、現場の教師からも、「学校での指導だけでなく、日常的な読書体験や、新聞を読む習慣がついているかどうかが、成績に影響する」といった声がよく聞かれる。
  保護者が直接、勉強を見ることは難しいかもしれない。しかし、活字に触れる習慣や自然・科学に触れる機会を、生徒が家庭生活の中でも体験できるように、保護者の意識を高める働きかけも必要だろう。
図1

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