データから見る教育 [校内活用版] 授業がわかる小学生が増加授業態度の改善も見られる

VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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4 中学受験を考える児童が大都市で急増

 今後の動きとして注目しておきたいのが、中学受験を考える児童の増加だ。
  図4は、中学受験を希望する児童の割合を居住地別に表したものである。中でも、大都市では急激に伸びており、約4割が中学受験を志向している。中学校の新入生の実態にも大きな影響を与えると考えられるので、入学時の実態把握をしっかり行うようにしたい。
図4

●図1~4 「学習基本調査」 ベネッセ教育研究開発センター
調査テーマ/学習に関する意識・実態調査
調査方法/学校通しの質問紙による自記式調査

調査時期/ 第1回学習基本調査1990年9~10月
  第2回学習基本調査1996年5~6月
  第3回学習基本調査2001年5~6月
  第4回学習基本調査2006年6~7月
調査対象/ 小学5年生、全国3地域[大都市(東京23区内)、地方都市(四国の県庁所在地)、郡部(東北地方)]
第1回2,578人、第2回2,665人、第3回2,402人、第4回2,726人

※本調査は、経年での比較や地域による違いをみるために有意抽出した同一校を中心に調査を依頼している。そのため、数値は全国的な平均値を示すものではない
※図1~4の成績の自己評価は「あなたの今の成績はクラスの中でどのくらいですか」の項目に、「1(上のほう)~3」と回答した児童・生徒を「上位」、「4(真ん中)」を「中位」、「5~7(下のほう)」を「下位」とした

 

「第4回学習基本調査」(速報版)の内容はこちらで公開中


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