|
|
|
データからみる教育
Benesseの調査データをご紹介。
|
|
「第1回子ども生活実態基本調査」
中1ギャップで学習の悩みが増加
|
|
中1を境に学習課題が急増
|
|
下図は、子どもの学習への取り組みが、学年と共にどのように変化していくのかを調査した結果だ。
特に注目したいのは、小6生と中1生の差である。「今までにもっときちんと勉強しておけばよかったと思う」で15.2ポイント、「上手な勉強の仕方がわからない」で19.7ポイント、「勉強しようという気持ちがわかない」で14.2ポイント、「どうしてこんなことを勉強しなければいけないのかと思う」で13.8ポイント、数値が上昇している。いわゆる「中1ギャップ」の影響が表れたといえるだろう。 |
|
小学校との連携を強化する |
|
こうした状況を改善するには、中学校で求められる学習スタイルを、できるだけ早期に、具体的に生徒に伝えていくと共に、校区の小学校と指導の歩調を合わせていくことが重要だ。小学校と中学校の連絡協議会を定期的に実施したり、共同の授業研究会を設置することが、今後、ますます重要になるだろう。
中でも、「まずは、小学校と中学校の教師の人的交流を図ることが重要」とは、多くの教師が指摘するところである。小中の教師が共に率直な意見を語れる場をつくることが、課題を克服する第一歩になるはずだ。今号の特集も参考にしてほしい。 |
|
▼クリックすると拡大します
|
|
|