学びが深まるICT活用 基礎スキルの教育を徹底し教科の授業にも多彩に活用
VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
   PAGE 5/6 前ページ 次ページ

【教育委員会Voice】

全小・中学校を光ファイバーで結び情報活用力を育成

綾川町教育委員会
学校教育課
主任指導主事 小谷 修

 綾川町は06年3月に旧綾上町と綾南町が合併してできた新しい町だ。両町とも積極的にICT教育を推進してきたこともあり、06年度末までに町内七つの小・中学校のうち6校で光ファイバーの敷設が完了し、残る1校についても早急に整備する予定だ。
 「ICT教育を綾川町第一次総合振興計画の中に明確に位置づけ、小学校では『情報活用の実践力』、中学校では『情報活用に関する科学的な理解を充実させること』を目標にしています」(小谷修主任指導主事)  そんな同町でICTサポーターの導入がスタートしたのは、05年度のことだ。
 「すべての小・中学校を同じサポーターの方が見てくれるようになったことで、学校による指導レベルの差がなくなりました。また、学校間の連携が密になることで、良い教材の他校への紹介なども、円滑に行われるようになったと思います」(小谷主任指導主事)
 同町では今後、ソフトウェアの操作スキルだけではなく、情報モラルの教育などにも力を入れていく方針だ。

   PAGE 5/6 前ページ 次ページ