コミュニケーションや情報収集の手段として急速に普及したパソコンと携帯電話。本調査では、中学3年生で「子ども専用」と「家族と共用」を合わせて95.5%が家でパソコンを使い、「自分専用」と「家族と共用」を合わせて69.0%が携帯電話を持っていることがわかった(注1)。
しかし、パソコンや携帯電話の利用には、有害情報へのアクセスや個人情報の漏洩のほか、匿名掲示板への書き込みによるトラブルといったリスクがつきまとう。保護者は子どものパソコン・携帯電話の利用についてどのように捉えているのか。
パソコンについては、小1から中3の子どもを持つ保護者の8割が「メリットが大きい」(「メリットが大きい」と「どちらかというとメリットが大きい」の合計、以下同)としている。しかし、携帯電話については、「メリットが大きい」と「デメリットが大きい」(「デメリットが大きい」と「どちらかというとデメリットが大きい」の合計)がほぼ同数だった。保護者の意識は、パソコンと携帯電話で大きく異なることがわかる(図1)。 |