▲講師 中川一史(ひとし)先生
独立行政法人メディア教育開発センター教授、金沢大教育学部客員教授(併任)。数多くの小・中学校で指導・助言を行っている。
今回から4回に渡り、すぐに役立つICTの活用法をメディア教育開発センターの中川一史教授に紹介していただきます。 毎回、授業での具体的な利用場面を想定してそれぞれヒントをお伝えします。 第1回は「教材を提示する場面」です。
持ち運び・準備に手間をかけない工夫を
先生は授業のたびに教室を移動しますから、ICT機器もそのたびに移動させて準備をするとなると、手間も時間もかかります。そこで、あらかじめプロジェクターとパソコン、ビデオデッキなどの必要な機材をカートなどにひとまとめにしておくのです。そうすれば、教室にカートを運び、電源につないでスイッチを入れるだけですぐ使えます。授業のたびにケーブルなどを接続する必要がなくなり、もっと気軽にICT機器を使えるはずです。このカートを校舎の各階に1台ずつ設置しておけば、重い機材を持って階段を上り下りする必要もなくなるでしょう。