明日から使えるICT講座
VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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1.理解の補完・知識の定着
写真1

日常生活では体験・観察できないことを、映像を提示し疑似体験させることによって、生徒の理解が深まります。基本は、プロジェクターなどを使った「拡大提示」です。クラス全員の関心を1点に集めることができますし、板書をする間に授業が間延びしてしまうような場面でも、ICT機器を使えばすぐに提示でき、授業をテンポよく進められます。


■活用例

◎デジタルカメラで微速度撮影した植物の成長を早送りで上映する(理科)
◎英単語のスペルや意味、発音、口の動きの動画を見せ、練習させる(英語)
2.イメージや意欲の拡充
写真2

これから体験することをあらかじめ映像で見せることによって、イメージが膨らみ、期待感が高まります。それが実際の活動への意欲につながり、体験がより効果的なものとなるのです。
また、イメージを喚起させるような映像を見せることで、生徒の想像力を養うことができます。


■活用例

◎絵を見ながら本を読み、主人公の気持ちをイメージする(国語)
◎修学旅行の事前学習で、現地の映像を見る(総合的な学習の時間)
◎曲に合ったイメージ映像を上映しながら音楽を鑑賞する(音楽)
写真提供/倉吉市立東中学校

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