特集 研究授業を活性化させる!

VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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[3]部活動を休養日にして月1回の研修会を実施

教師間に共通の授業像をつくり上げる

 研修の時間を確実に確保するため、07年度から月1回、校内研修会の時間を年間計画に組み込んだ。年12回のうち2回は、[2]で紹介した「研究授業」、残りはその事後研修や他の勉強会に充てている。
 大西校長が悩んだのは、部活動との兼ね合いだ。同校は体育系・文化系共に部活動が盛んで、学校としての活力を生み出すプラス要素となっている。
 「地域の期待も大きいですし、生徒が真剣に取り組む部活動を犠牲にしたくないという思いもありました。そこで、部活動の指導に熱心な教師と相談し、『月1回の休みであれば影響はない』と判断し、校内研修会のために月1回の休養日を設定しました」(大西校長)
 また、08年度から、生徒の声を生かして授業を改善するために「授業アンケート」(図2)を年2回行っている。教師がアンケートの結果を踏まえて作成した授業改善案の共有も研修会で行う。
「教師間に共通の授業像をつくり上げるのに大きな役割を果たしています」と大西校長は語る。

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図2:授業アンケート
前・後期の年2回実施。
生徒自身がどのような気持ちで授業に取り組んでいるかを自己評価させるのがねらい。
「2.ふだんの授業について」の項目は、元々は空欄になっており、個々の教師が生徒への質問を書き込む

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